カフェのホームページに、メニューより先に載せてほしいこと
2026.07.23
初めて行くカフェを調べるとき、メニューを見ている時間はほとんどありません。ケーキの写真は、もうInstagramで見ているからです。代わりに探しているのは、もっと事務的なことです。そして、たいてい見つかりません。
ホームページを開くのは、もう半分行くと決めている人です
InstagramやXでお店を知るのは、偶然の出会いです。そこから店名を検索してホームページまで来てくれた人は、もう半分くらい行く気になっています。
その人が知りたいのは「何が食べられるか」より、「そこで自分がどう過ごせるか」です。ケーキの写真は投稿で見て、もう心が動いています。最後に確かめたいのは、別のことです。
ここを取り違えると、メニュー表だけが立派なページができあがります。メニューはもちろん必要ですが、それは確かめに来た人が最後に見るもので、最初に見るものではないと思っています。
知りたいのは、お店に聞きにくいことです
たとえば、こういうことです。
- 席はいくつあるのか。ひとりでも入りやすいか
- 子ども連れでも大丈夫か。ベビーカーは置けるか
- 車で行けるのか。駐車場は何台か。近くのコインパーキングでもいいのか
- 長居していいお店なのか、回転を大事にしているお店なのか
- 支払いに何が使えるか。現金のみなのか
- 予約はできるのか。できないなら、そう書いてあるか
- 電源とWi-Fiはあるか
- ペットは入れるか
どれも、電話してまで聞くのは気が引けることばかりです。聞きにくいから、分からないままにして、「また今度でいいか」になります。お店側から先に書いておけば、それだけで背中を押せます。
とくに「長居していいのか」は、書いてあるお店がほとんどありません。でも、ここがはっきりしているお店は強いと思います。「勉強や仕事の方もどうぞ」でも「おしゃべりの場として使ってほしいので、パソコン作業はご遠慮ください」でも、どちらでもいいんです。書いてあれば、合う人だけが来てくれます。
断り書きは、お客さんを減らすものだと思われがちです。でも実際に減るのは合わなかったはずのお客さんで、残るのは、その方針を分かったうえで来てくれる人です。書かずに来てもらって、お互い気まずくなるほうが、あとに残ります。
「今日やっているか」が、いちばん見られています
個人のお店は、臨時休業があります。仕入れの都合、家庭の事情、体調。それ自体は当たり前のことですが、行こうとしている人にとっては一番知りたい情報です。
ここが分からないと、人は「たぶん開いてる」で行くか、「分からないからやめる」を選びます。後者のほうが多いです。せっかく調べてもらったのに、そこで止まるのはもったいない。
対策は、そんなに大げさなものでなくて構いません。トップページに臨時休業のお知らせを1行置ける場所を作っておいて、あるときだけ書く。何もない日は空にしておく。それだけで十分です。日々の細かい更新はSNSに任せて、ホームページ側は「今週の営業について」くらいの粒度で置いておくのが続けやすいと思います。
写真は、料理より席を
写真を選ぶなら、料理のアップより、席と店内の写真を大きく載せることをおすすめします。行く前の人が想像したいのは、自分がその席に座っている場面だからです。
窓際の席、テーブルの間隔、照明の色。そういうものが写っている一枚は、どんな言葉より説明がうまいです。「ひとりでも入りやすいですよ」と文章で書くより、カウンター席にひとつだけカップが置いてある写真のほうが、たぶん伝わります。
料理の写真はもちろん必要ですが、それはInstagramで見てもらえます。ホームページ側でしか見せられないのは、お店全体の空気のほうです。
Googleマップとの役割分担
「Googleマップに載っているから、ホームページは要らないんじゃないか」という話は、よく聞きます。半分そのとおりだと思います。
地図、営業時間、電話、口コミ。ここまではマップで足ります。むしろマップのほうが早いです。マップにできないのは、お店の考え方を書くことです。
どういう豆を選んでいるのか。なぜこの席の配置なのか。どんな時間を過ごしてほしいと思っているのか。こういうものは、口コミの中には出てきません。お店の側からしか書けない情報です。
だから、両方あるのが一番いいです。マップで見つけてもらって、ホームページで「ここにしよう」と決めてもらう。役割が違うので、どちらかで代用するものではないと思っています。
スマホで撮るときに、これだけ
写真はプロに頼まなくても、スマホで十分きれいに撮れます。ただ、いくつかだけ気をつけると、あとで使える写真になります。
- 昼の窓際で撮る。照明の下より、自然光のほうが色が正しく出ます
- 席に座って、目線の高さから。立って見下ろすと、お客さんが見る景色と違ってしまいます
- 片付けてから撮る。写り込んだダンボールは、あとから消せません
- 横向きで撮る。ホームページは横長の場所が多いので、縦だと使える範囲が狭くなります
- 元のデータを消さない。LINEやメールで送ると小さくなります。渡すときは元データで
最後のひとつが、いちばん見落とされます。せっかくきれいに撮っても、送る途中で縮んでしまうと、大きく使えなくなります。
よくある質問
要らないお店もあります。ただ、Instagramは新しい投稿から流れていくので、料金や営業時間を確かめたい人には向いていません。探しに来た人が探し終われる場所があるかどうか、という違いだと思っています。
トップ、メニュー、店内の様子、アクセス、お問い合わせで5ページほどが目安です。物販やイベントをやっているなら、その分を足します。ページ数を増やすことより、席や過ごし方が伝わっているかのほうが大事です。
全部載せると更新が大変になります。定番だけを載せて、季節ものは「日替わりでご用意しています」と書いておくほうが続けやすいです。ただし価格は、載せた分については正確にしておいたほうがいいです。
作れます。写真が少ない場合は、文章と余白の使い方で構成を変えます。撮り方をお伝えして、あとから差し替えることもできます。
イロドライズの場合は、制作が10万円(一度きり)と、公開後の維持・更新が月1万5,000円です。更新の回数に制限はありません。くわしくは料金と流れに書いています。
ここに書いたのは、客として調べる側に回ったときに分からなくて困ったことと、お店の方とお話ししていて何度も出てきたことです。カフェは、写真がきれいなだけではもったいない業種だと思っています。
あなたのお店で、試してみませんか。
見本を一つ、無料でお作りします。見てから決めてください。
24時間受付。1営業日以内にお返事します。
お急ぎの方は、お電話でも(朝9時〜夜10時)
070-4429-3878