小さなお店にホームページはいらない、が正しい場合もあります
2026.07.23READ 7 MIN
ホームページを作る仕事をしていながら言うのも変ですが、正直に書きます。なくても困らないお店はあります。常連さんで席が埋まっていて、新しい方はご近所の口づてで少しずつ増えていく。写真はときどきSNSに載せていて、場所はGoogleマップで出てくる。それで回っているなら、急いで作る理由はありません。
ただ、要る要らないを「なんとなく」で決めてしまうと、あとで困ることがあります。この記事では、要らないお店の条件と、作ったほうがいい7つの兆候、それからホームページより先に直すべきものを書きます。最後に、費用を回収できるかどうかの簡単な計算も付けました。
ホームページがなくても困らないお店の条件
次の3つがそろっているお店は、いま急いで作らなくていいと思います。
- 常連さんで予定が埋まっていて、新しい方を増やす必要がない
- 店名で検索したとき、正しい営業時間・電話番号・写真が出てくる
- 電話やメッセージで、同じ質問を何度も受けていない
この状態なら、月々の費用をかけて増えるものがあまりありません。営業の電話がかかってきても、断って大丈夫です。
問題は、この3つのうちどれかが崩れているのに、気づいていない場合です。とくに2つ目は、自分では確かめにくいところです。
作ったほうがいい、7つの兆候
当てはまる数を数えてみてください。
- 店名で検索すると、古い営業時間や、改装前の写真が出てくる
- 電話やメッセージで、同じ質問を月に何度も受けている
- 料金やメニューの説明が、SNSの投稿だけでは伝えきれない
- 予約・見学・体験まで案内したいのに、その入口がない
- これから人を採りたい。応募する人に見てもらう場所がない
- 取引先や大家さん、金融機関に、お店のことを説明する場面がある
- 「ホームページはありますか」と聞かれて、答えに困ったことがある
目安はこうです。
| 当てはまった数 | おすすめ |
|---|---|
| 0〜2個 | まだ急ぎません。Googleビジネスプロフィールと、SNSのプロフィール欄を整えるのが先です |
| 3〜4個 | 1ページだけのホームページで足りることが多いです |
| 5個以上 | 料金・メニュー・よくある質問・問い合わせまで入れた形が向いています |
※これは厳密なものではなく、考えを整理するための目安です。
ホームページより先に、直すものがあります
店名で検索して、古い営業時間が出てくる場合。ホームページを作っても、それは直りません。
Googleマップに出ている営業時間や電話番号は、Googleビジネスプロフィールという別の場所で管理されています。順番としては、そちらが先です。
- Googleビジネスプロフィールの営業時間・電話番号・住所を直す
- 店名・住所・電話番号の書き方を、どの媒体でも同じにそろえる
- 古い情報が残っている口コミサイトに、修正を申し出る
- そのうえで、ホームページを作る(作ったらプロフィールにリンクを登録する)
ここを飛ばして先にホームページを作ると、「新しいページ」と「古い地図の情報」が両方出てくることになります。かえって分かりにくくなります。
ホームページ・SNS・Googleマップの違い
どれが上という話ではありません。できることが違います。
| 得意なこと | 苦手なこと | |
|---|---|---|
| Googleマップ | 場所・営業時間・電話・道順。地図から見つけてもらう | 書ける項目が決まっている。細かい説明は載らない |
| SNS | 今日の様子を届ける。すでに知っている人とつながり続ける | 過去の投稿にたどり着きにくい。まとまった説明に向かない |
| ホームページ | 順番も言葉も写真も自分で決められる。まとめて置いておける | 置いておくだけでは見に来てもらえない |
SNSの弱点は「消える」ことではありません。プロフィールにも固定投稿にもハイライトにも残ります。ただ、大事なことが何本もの投稿に散らばるので、初めて見る人が料金・営業時間・予約方法を順に確かめるのには向いていません。
逆にホームページの弱点は、作っただけでは誰も来ないことです。だからGoogleマップとSNSから行き来できる形にしておく必要があります。3つのうち1つを選ぶ話ではなく、役割を分ける話です。
費用を回収できるかを、計算してみる
「あったほうがいい気はするけれど、お金をかけるほどか」。ここがいちばん決めにくいところだと思うので、簡単な計算を書いておきます。
月額の費用 ÷ お客さま1人あたりの利益 = 月に何人増えれば元が取れるか
| 1人あたりの利益 | 月1万5,000円を回収するのに必要な人数 |
|---|---|
| 3,000円(カフェ、パン屋など) | 月に5人 |
| 5,000円(美容室、整体など) | 月に3人 |
| 10,000円(教室の月謝、写真の撮影など) | 月に2人 |
| 30,000円(工務店、家具など) | 2か月に1人 |
その人数が現実的に思えるかどうかで、判断できます。教室や写真館のように1人あたりが大きく、しかも長く通っていただく業種ほど、元は取りやすくなります。
ただし、これは厳密な計算ではありません。ホームページを見て来た方だけを数えるのは難しいですし、その方が続けて来てくださるかどうかも入っていません。「何か月で回収したいか」を先に決めておくための、ざっくりした物差しだと思ってください。
まずは1ページだけ、でも構いません
いきなり10ページ作る必要はありません。最初はこの6つが1ページにあれば、検索した人の用は足ります。
- 店名と、何のお店か(ひと言で)
- 営業時間と、休みの日
- 場所と、駐車場のこと
- 電話番号(スマートフォンから押せる形で)
- 写真が数枚
- いちばん知ってほしいこと(看板の商品、いちばん人気のメニュー)
足りないと感じたときに、ページを足していけば大丈夫です。
よくある質問
常連さんで回っていて、店名で検索したときに正しい情報が出ていて、同じ質問を何度も受けていないなら、急いで作る必要はありません。この3つのどれかが崩れているときに、はじめて意味が出ます。
見つけてもらう入口としては十分に働きます。ただ、どちらも書ける枠が決まっていて、料金の細かい説明や、なぜその値段なのかといった話は載せきれません。そこが必要かどうかが分かれ目です。
直りません。Googleマップの営業時間や電話番号は、Googleビジネスプロフィールで直す必要があります。順番としては、そちらが先です。
月額を、お客さま1人あたりの利益で割ってみてください。1人あたり5,000円なら月に3人、1万円なら月に2人。その人数が現実的かどうかで判断できます。
あります。店名、何の店か、営業時間と休み、場所と駐車場、電話番号、写真が数枚。この6つが1ページにあるだけで、検索した人の用は足ります。
この記事を読んで「うちはまだ要らない」と思われたなら、それでいいと思っています。無理に作っても、更新が止まったページが1つ増えるだけです。迷っている段階の方には、見本を一つ無料でお作りしています。実物を見てから決めていただくのが、いちばん早いと思います。詳しくは料金と流れにあります。
あなたのお店で、試してみませんか。
見本を一つ、無料でお作りします。見てから決めてください。
24時間受付。1営業日以内にお返事します。
お急ぎの方は、お電話でも(朝9時〜夜10時)
070-4429-3878