教室のホームページに、先生のことをもっと書いてほしい理由
2026.07.24ピアノ、書道、将棋、バレエ、学習塾。教室のホームページは、これまでに10件つくってきました。そのなかで毎回いちばん時間をかけるのが、先生のことをどう書くかです。
10件ぶん作って分かったことがあります。どの教室のページも、先生の情報がいちばん足りませんでした。ホームページに書いてあるのは、たいてい「講師歴20年」「音大卒」という行だけです。それを見て、この先生に習おうと決められる人はいないと思います。
教室選びは、結局「誰に習うか」で決まります
近所に教室が何件かあるとき、保護者やご本人が最後に迷うのは月謝の数百円の差ではなく、「この先生に子どもを預けて大丈夫か」「この先生に自分の弱いところを見せられるか」だと思います。習い事も学習塾も、週に一度なり二度なり、同じ人と長い時間を過ごすことになります。だからこそ、先生の人柄や教え方が見えないページは、選ぶ材料にならないまま素通りされてしまいます。
経歴を並べるだけでは、伝わらないことがあります
コンクールの受賞歴や指導歴の年数を並べることは、もちろん意味があります。ただ、それだけでは「腕は確かなんだろうけど、どう教えてくれる先生なんだろう」という部分が残ったままです。厳しく引っ張るタイプなのか、本人のペースに合わせるタイプなのか。間違えたときにどんな声をかけるのか。そこは経歴の欄には書けません。先生ご自身の言葉で、レッスンで大事にしていることを書く場所を、ページの早いところに作ることをおすすめしています。
月謝は載せる、載せない。どちらでも理由を持てるといいと思います
月謝をページに書くかどうかは、いつも悩ましいところです。個別に相談しながら決めたい、学年やコースで細かく変わるので一律には書きにくい、という事情もよく分かります。ただ、月謝が書いていないページは、問い合わせる前のハードルが少し上がるのも事実です。書かないなら「体験のときに詳しくご案内します」と一言添える、書くなら目安として幅を持たせて出す。どちらを選ぶにしても、なんとなくではなく理由を持って決めておくと、あとで迷いません。
体験レッスンの申し込み方は、迷わせないほうがいいです
電話でしか受け付けていないのか、フォームからでもいいのか。空いている曜日や時間帯はどこで分かるのか。ここが曖昧だと、せっかく興味を持ってもらっても、問い合わせる手前で止まってしまいます。申し込み方法は、できるだけ迷う余地がないところまで具体的に書いておきたいところです。
発表会やコンクールの記録、生徒さんの写真
発表会やコンクールの様子は、パンフレットの写真だけでも「この教室で実際に何が起きているか」を伝える材料になります。生徒さんの写真を載せる場合は、顔を出さない選び方もあります。後ろ姿や手元、作品だけを載せるやり方でも、雰囲気は十分伝わります。どちらにするかは、保護者との約束や教室の方針に合わせて決めていいところです。
あわせて、大人の生徒さんを増やしたいのか、子どもを中心に考えているのかでも、ページの見え方は変わってきます。大人向けなら仕事帰りに通える時間帯や一人で始めやすい雰囲気を、子ども向けなら親御さんが気になる送迎や振替のルールを、それぞれ前のほうに置くようにしています。
教室の先生とお話ししていると、「そんなことまで書いていいんですか」と言われることがよくあります。書いていいと思います。むしろ、そこがいちばん読まれるところです。料金と流れに、そのあとの進め方を書いています。
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